富士ヒル試走した
富士ヒル試走
なかなか天候に恵まれなくて遅くなってしまったけど、ようやく 5/23 に富士ヒルに向けて試走することができた。 ウェアや装備の反省点、実走した感覚など得るものがあったのでまとめておく。
コンディション
試走当日の天候はこんな感じ。
- 天候: 快晴
- 気温: 18℃(料金所)、9℃(5 合目)
- 風: 5 合目は 6m/s くらいあった
反省点
3 行でまとめると、
- 5 合目はめちゃくちゃ寒い
- ライド中に補給食を摂取すべき
- 軽さは正義
それぞれ説明していく。
ウェア、装備
富士ヒルのダウンヒルがやばいって記事は穴が空くほど読んでいたので、ウェアや装備はやりすぎなくらい持っていった。 せっかく入念に準備したのに、ライド開始時のあまりの天気の良さと気温の高さに日和って、一部荷物を減らしてロッカーに置いていく、という判断ミスをした。
ヒルクライム装備
- 半袖ジャージ(夏用)
- ノースリーブベースレイヤー
- ビブショーツ(夏用)
- 夏用グローブ
ダウンヒル装備
- 冬用グローブ(薄手、真冬用ではない)
- ニーウォーマー
- アームウォーマー
- ネックウォーマー
- ウィンドブレーカー(防水、防風)
- サイクルキャップ
ロッカーに置いていったもの
- 冬用ベースレイヤー(下山前の着替え用)
- 冬用ジャケット(5℃ くらいまで対応)
- シューズカバー(つま先だけのやつ)
実走
富士山駅〜料金所
正直、ここが一番暑くて汗をかいた。 距離で言うとたったの 5km くらいなんだけど、汗が噴き出すように出てくるので、ボトル 1 本にしたの失敗だったな・・・とさえ思った。
ちなみに、料金所までの道のりはちゃんと漕ぐと疲れる。 なにげに 3%〜8%くらいの勾配が続いている。
料金所〜3 合目
なんというか、あんまりエンジンかからないなーという感じで走っていた。 この区間の前半は全体で見ると比較的勾配のある場所もあって地味にきつい。
3 合目あたりまできて「5%以上が坂道だから、平坦である 3%では速度あげないとやばい」ってことに気付いた。 だけど、もう半分くらい登り切った時点で気付いても遅い。
料金所以降、体感温度がグッと下がった。周囲が森林であることと、空気がひんやりしていた。 それによって汗はほとんどかかなかったし、ウェアからの蒸発も速かった。逆に汗によって少し体が冷えすぎているときもあったくらい。
3 合目〜トンネル
後半ようやく体があったまってきた感じがして力が入った。 「3%平坦理論」に基づいて少しでも斜度が楽になったら意識的に踏むか回すようにしていた。
4 合目あたりで急にモヤがかかり、先の方が見渡せなくなった。あまりにも突然だったのでびっくりした記憶がある。 およそ 50m 先が見えない程度なので、走っていて危険を感じるようなものではない。 それでも、モヤによって体感温度はかなり下がったし、最悪このあと雨が降るのかな?と防寒装備の一部を置いてきたことを少し後悔した。
トンネル〜5 合目
ここは平坦区間で平均速度を上げるチャンス。 多少向かい風っぽかったので、できるだけエアロポジションにして 35km/h くらい出すつもりで漕いだけど、実際には 30km/h ちょいしか出ない。 ここでエネルギー不足を実感する。ハンガーノックになるような状態ではないものの、馬鹿力で踏み込めない感じがあった。
遅くとも 3 合目を過ぎたあたりで補給食を取っておけばよかったなぁと後悔している。
5 合目到着後
到着してから一緒に来た知り合いを待つ間、防寒ウェアを着たりせずにウィンドブレーカーだけで待っていた。 これが大失敗。5 合目は風が強いせいかかなり寒くて、冬だと思った方がいい。 最終的にガタガタ震えてきたので、アームカバーとニーウォーマーをつけたら多少はマシになった。
750ml のボトルに 600ml を入れて、到着時にはまだ 350ml〜400ml くらいは残っていた。 内訳としては料金所までの区間でそのほとんどを消費していて、それ以降は口を湿らす程度にしか飲んでいない。
アイスを食べて(体が冷えた要因のひとつ)、V!カステラ食べて、念の為ゼリーも食べて、それから下山した。
下山
冬用グローブ、ニーウォーマー、アームウォーマー、ネックウォーマー、ウィンドブレーカーによって安全に下山することができた。 ただ、ここまで重ね着するくらいだったら、冬用ベースレイヤーと冬用ジャージでシンプルにするのが良い。 ビブショーツは最初から夏用ではなく冬用のやつでもよかったかもしれない。夏用は通気性の良さによって、下山時に若干寒かった。
シューズカバーがない状態で下山したが、特に耐えられないという感じではなく普通。とはいえ、天候によるので装備はした方がよさそう。
サイクルキャップも下山時は頭が冷えすぎるので重宝した。自分はこれによって頭痛になることがあるので特に。
本番に向けて
- 5 合目に到着したらすぐに着替える
- 距離に応じた目標タイムを決めておく
- 軽量化
全体を通じて、ロードバイクがいつもより前に進まないなぁってのを感じていて、その要因はおそらく重さ。 さすがに下山装備をたっぷりサドルバッグに入れている状態だと、補給食含めるといつもより 1kg くらい重かったんじゃないかな。バッグ自体の重さもあるし。 あとはライト類もブルベ用のガチのやつじゃなくて、もっと軽量なもので十分。 REC MOUNT も重いのでヒルクライムでは Wahoo 標準のマウントが良いかもしれない。 登りだけのタイムを競うホビーライダーは軽量であることは正義だと思った。